はい、皆さまお久しぶりです。
猟期もずいぶん前に終わり、新しい年度を迎えてずいぶん経ちましたね。私は最近プライベートも仕事もいろいろと変化がありまして、無事多忙な日々を送らせていただいております。
昨年度の猟期は新しい家族を迎えて臨むことになりました
が、一年目ということもあり
出猟中に他姉妹にちょっかい出したり、
興味のある方へと注意がそれたり、
先輩猟犬(父親)の立てた猪に姉妹そろって突っ込んだ挙句、反対側の尾根に獲物を飛ばしたり
と中々上手くいかない面も多々見られたものの、初猟で猪の臭いや猟場の経験をさせてあげることができた、と考えるとメリットの多い一年だったのではないかと思っております。
…まぁ猟期に関係ないところでノジュカーが靱帯ぶった切ったり猟期前の運動不足が祟って猟場でゲロ吐いた事Nice Boatなんてのは気のせいですね、ハイ。
とまぁ冗談はともかく、年々体重が増え、更には著しい体力の低下を見かねた先輩が
「ええ加減痩せろや、タバコもいっちょ前に吸ってんじゃねぇそろそろ健康にも気を使わないとね」
って言われてるんでそろそろ健康に気を使いつつ、これからの長い猟期人生を見越して色々と自分の生き方を見直すいい機会じゃないかなぁ、としみじみ感じております。
さて、それでは今回の本題なのですが、前回導入した狩猟の装備についての使用感、
まぁ、レビューとでも言いましょうか…?それについてつらつらとお話ししていきたいと思います。
ミロク2700D
はい、昨年ウチの師匠経由で所属猟友会の人からもらったフィールド用上下二連銃です。
一年間フィールドで使ってみた(ほぼ単独鹿猟)のですが、
とにかく軽い!軽い!何よりも軽い!!!
オプションなしの重量で2.7㎏程度。現在私が使ってるレミントンの1100持ってる時に比べたらびっくりするほど楽なんです。
バレルも24吋と藪の中でも取り回しやすい長さで走った獲物を追従するのにもストレスなく行えるレベル。
ただドットサイトを載せる際にちょいとトラブルがあり、終盤戦ではあまり活躍できませんでした。まぁ、これに関しては後述するのでよしとしましょう。
サイトロン社製MD-30X
これは初年度の時に師匠からもらったチューブタイプのドットサイト。数年越しにようやく初装備、日の目を見ることになりました。
私がお世話になってるグループはメインが猪なので近距離の標的を撃つ機会が多いのですが、師匠曰く猪ではオープンドットの方が使い勝手が良い。それに鹿撃ちでも自分が使うのはライフルだから等倍はメリットがない、とのこと。
そのため一軍から外れたこの子を譲り受けたんですが
……スラッグでの鹿撃ちならめっちゃ使いやすいじゃん!!!
アイアンサイトで撃つ人ならわかると思うんですが、照門照星を通して距離のある標的をスラッグで撃つのってピントが合うまでの多少のタイムラグが発生するんですよね。(いや、そりゃお前がへたくそなだけや、ってのはなしの方向で…)
実際それが原因でトリガーを引くタイミングで走られることがよくあったのですが、ドットサイトだとそのラグがおっそろしいほど短くなるんです。近位の照門照星と遠位の標的を同時に見るために生じるぼやけが消えて視界がクリアになる、といえばいいでしょうか。
等倍のドットサイトでも利用する人が多い理由がわかった気がします。
マウントベース
前猟期の戦犯です。こいつが今回終盤戦にて2700Dをスコアダウンさせた張本人です。
前期の出猟の際、当初であればミロク正規品のウィーバーベースを取り付けるべきだったのですが、これがいいお値段するんです…。当時円安突入前にもかかわらず諭吉、一葉、野口三人衆が旅立つくらいのお値段だったんです。
そこで野宿家考えました。
(そうだ、それならECサイトで販売されてるマウントレール加工してつければ安上がりで解決じゃね)
…………これが不幸の始まりでした。
幸い購入したマウントベースはネジ径、位置ともに問題なくポン付けできるレベルだったのでレール部に切れ目を入れてマウントリングの取り付けをするだけだったのですが…。
なんと数回の実猟での使用にて
マ ウ ン ト ベ ー ス が 破 断 。
いやさすがにこれは想定外。確かに重量物載せた状態で装薬銃のリコイルは負荷がかかるのは承知の上だよ?でもさ、一期も持たずにレールが破断するってどういうことよ…?
マウントリングでもなく、取り付け用のねじ穴でもなく、取り付けたネジでもなく、よりにもよってレールが破断って聞いたことないんですけど…。
その後は泣く泣く重いレミントンを抱えて野山を駆け巡りました…。
TARBON社製チークパッド
これは特に問題なく使用できました。強いて言えばスコープ外した後中のウレタンパッドを外して使用した際にもしっかりとフィットしてくれてたからアイアンサイト利用の際も使うかなーって。
ウェストポーチ
これに関しては意外とメリットよりもデメリットの方が多かったですね。
容量は確かに前のバッグに比べても多いし、チェストベルトもあるから体にある程度フィットしてくれてはいたんですが
背 部 と 腰 部 へ の 負 担 が 大 き い !
いや、このウェストバッグ画像で見たらそうでもないんですが、実物は結構奥行き方向にサイズが大きいんですよ。
当初の予定通り重装備にならない軽装用での山入りに使う予定で導入してたんですが、埋設用のショベルとかキャンティーンとかセットするだけでかなり後方へと引っ張られるんです。正直傾斜地を壁伝いに進んでいるときは冷や汗ものでしたよ、本当。
サイドのドリンクホルダーもこの高さだとバランスが悪いので大きめのボトルも持ち歩く際は一苦労。生地も柔らかく、重量の分散は期待できない。
正直ガッツリと山の中を軽装で歩く装備としては役に立たなかったなー、という印象でした。
このバッグは車から30分圏内の巡回用とか解体、引き出し用のみの運搬に使う方向にシフトしようと思います。
スパイクブーツ
これは私にはかなり良かったです。スパイク長靴の時は靴内で足が滑ることがよくありましたが、スパイクブーツではほとんどそのようなことはなかったです。多少滑ったとしても外殻が固いし中には鉄芯も入っており、そのまま大きく足首が転ぶこともない。私みたいな捻挫癖のある人間にはとてもありがたかったです。しかもソールが固いから足が疲れにくいし、ガレ場を進むときも足裏がほとんど痛くないのでストレスフリーで進むことができました。
重量に関してはちょっと重いかな?程度の差異です。そこまで疲労に直結するような重量でもありませんでしたね。
あ、でもサイズはしっかりと確認してからの購入をお勧めします。前述したように鉄芯が入ってるので外からのダメージに強い反面、靴内で大きく足が滑ってしまうと鉄芯に爪をひっかけて剝がれちゃう可能性がありますので。
モービル用無線アンテナ
…買ったけど取り付けしてないです、ハイ…。
と、いうことで遅くなりましたが前期の猟期で導入した猟装について書き出していきました。
まぁこれに関しては個人差もあるのであくまで参考程度に考えてもらえると幸いです。実際猟のスタイルによって装いなんてガッツリ変わりますしね。私も新しい道具を導入したのでそれをまた試していこうと思います。
さて、もうすぐ2023年度の猟期が解禁になります。本年度も大きな事故なく安全に過ごしましょう!
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